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GP2点一致
確認方法
押鍵しながらジャック・ローラー付近を横から目視し、2点が一致するか確認する。 もしくは、ジャックがローラーに潜り込む様子を見る。もちろん、レペレバーが開放されるまでの動きである。その後はジャック上下に関係した動きになる。調節箇所
基本的にはレペレバーをドロップスクリューで調節する。ジャックを接近とジャック前後でも調節可能。目的;何故2点一致か
脱進が早い場合:脱進時に、ジャックとローラーがカラ状態になる。
脱進が遅い場合:脱進時に、ジャックとローラーが突き上げ状態になる。
打弦の安定性、連打回数性能を十分発揮できるのは2点一致である。
カラは脱進時の突き上げ力が不安定になるので、どちらかと言えば多少突上げ気味の方が良い。
関連工程
ジャック上下・レペspr仕上げ
打弦距離・あがき・製造誤差などの、働き関連工程により打鍵最終ハンマー位置は、現実的にはばらついているのが普通である。仕上がり目安として最終ハンマー位置を確認したり、アクションをピアノに入れて弦との隙間等の確認をした方が安全である。 大きな差がある場合は見直してみる。ジャック前後により2点一致ポイントを変えることもできる。GP整調であと必要になってくるのはHストップと・・・何かな。